電子手形とは

電子記録債権のことを電子手形または「電手」・「でんさい」とも言います。
電子手形は電子債権記録機関が債権者・債務者の名前・支払金額・支払期日などをコンピュータ上で管理します。
流通性の乏しい売掛債権を電子手形に切り替える事により幅広く流通させ多くの場面で活用されることが期待されています。

電子手形の活用方法

1. 債権の割引や譲渡（従来の裏書）が、パソコンやFAX送信で行える。

2. パソコン操作が苦手な方でもFAXが1台あれば利用できる。

3. 電子債権記録機関（民間の登記所）の記録原簿へ電子的な記録を行うことで 、債権の「見える化＝可視化」が図られ、資金の流れが安全確実かつ迅速になる。

4. 納入企業など電子手形の受取側にとっては、売掛債権を早期に資金化することが容易になり、 資金繰りの改善が期待される。

5.資金を受け取る決済口座は送金同様、普段取り引きしている全国の預金取扱金融機関の口座が利用可能。

6. 受け取った電子手形を異なる額面に小口分割ができる。

7. ペーパーレスだから、従来の手形の発行保管に関するコストを削減。支払事務の効率化に寄与する。