金融用語集
- 台風手形(たいふうてがた)とは?
- 台風手形とは、自然災害である台風による交通の混乱や郵便の遅延などで、手形が支払期日に交換所や支払場所に到達できず、不渡りとなる危険が生じた場合、その理由により生じる特別な手形のことを指します。台風や大雪など不可抗力による支払不能は、法律上「不可抗力支障」として認められており、一定期間内にその事実を証明できれば、手形の不渡り処分にはなりません。台風手形の発生時には、関係各所への速やかな連絡や、必要となる証明書類の準備が重要になります。手形流通の安全に配慮した制度の一つです。