金融用語集
- 約束手形(やくそくてがた)とは?
- 約束手形とは、発行者(振出人)が所定の期日に、一定の金額を指定した受取人またはその指図人に支払うことを約束する証書です。主に企業間取引の決済手段として利用され、手形交換所などで取り扱われます。「満期」と呼ばれる支払期日にあらかじめ記載された金額が支払われます。受取人はこの手形を第三者に譲渡したり、「手形割引」の形で金融機関に現金化することも可能です。手形の発行には所定の様式と必要事項(振出日、支払期日、支払金額、振出人の署名など)があり、不備があると無効となる場合があります。支払い確約による信用取引が可能となる一方、不渡りや手形詐取といったリスクもあるため、慎重な管理が求められます。