金融用語集
- マル専手形(まるせんてがた)とは?
- マル専手形とは、正式には「銀行取扱手形」のうち、「銀行専用手形(通称マル専)」と呼ばれるものです。手形の左上または右上に○囲みで「専」または「銀行」などの記載があり、原則として銀行間取引(手形貸付や手形割引など金融機関専用取引)以外には使えない手形です。一般の商取引には利用不可で、市中流通を目的としていません。マル専手形は銀行による与信管理の厳格化や法令遵守、適切な資金管理のため導入された経緯があり、手形割引業者が取り扱う場面は多くありません。社外への流通厳禁であり、誤って受け取った場合はすぐに差し戻すことが推奨されます。万一流通した場合、不正利用や信用問題へ発展する恐れがあるため、注意深い取扱いが求められます。