金融用語集
- みなし利息(みなしりそく)とは?
- みなし利息とは、法律上は利息として取り扱われていないが、実質的に利息と同等に扱われる金銭や経済的利益を指します。たとえば、貸付金の元本から手数料・割引料などを差し引いて交付する場合、その差額部分はみなし利息とされ、利息制限法や出資法の利率規制の適用対象となります。手形割引においては、割引料だけでなく、事務手数料やその他付随費用も「みなし利息」と見なされるケースがあります。従って、契約書や受領証、金銭の流れを適正に管理し、法定利率を超えないような設定が重要です。違反した場合は利息制限法違反や刑事罰の対象となるため、手形割引業者は透明性と法令順守をもって運営する必要があります。