金融用語集
- 根抵当権(ねていとうけん)とは?
- 根抵当権とは、将来発生する不特定多数の債権を担保するために設定する抵当権の一種です。たとえば、銀行が企業に対して繰り返し融資や手形割引などを行う際、ごく初期の段階で大きな限度額を設定しておき、その範囲内で発生する債務をまとめて担保することができます。これにより、都度新たな抵当権を設定する手間が省け、銀行にとっても企業にとっても利便性の高い仕組みとなります。根抵当権の抹消には、設定者と債権者双方の同意が必要です。企業取引における重要な担保手段となっています。