金融用語集
- 連帯債務(れんたいさいむ)とは?
- 連帯債務とは、複数人が同一の内容・目的の債務を平等に負い、債権者はそのうちの誰に対しても全額の請求ができる法的な関係を指します。たとえばA・B・Cが1,000万円の連帯債務を負う場合、債権者はAひとりに1,000万円全額の支払いを請求でき、Aが全額支払えば他のB・Cは弁済義務を免れる仕組みです。債権者にとっては回収リスクが分散され、強力な保証手段となります。一方、連帯債務者側は一人ひとりに重い責任が課されるため、契約締結時はその法的リスクを十分に理解しておく必要があります。また、連帯債務の返済後、弁済者は他の債務者に「求償権」を行使して負担分の返還を請求できます。