金融用語集
- 供託(きょうたく)とは?
- 供託とは、債権者や受領者の協力が得られない場合、債務者が金銭や証券などを国の供託所に預けることで、法律上の支払い義務を履行したものとみなす制度です。例えば、手形や契約に基づく債務の支払いの際、受け取りを拒否されたり受領者が不明な場合、供託を利用することで債務不履行を回避できます。また、裁判所命令による執行供託や保証供託など、様々な法律手続きやトラブル解決にも利用されます。供託手続きが完了すれば、債権者に引き渡されるまで債務者の義務は免除され、法的なリスクを減らすことができます。手形割引業者にも関係する債権回収や訴訟・差押等の場面で重要な役割を果たします。