金融用語集
- 拒絶証書(きょぜつしょうしょ)とは?
- 拒絶証書とは、手形や小切手の支払いが拒絶された場合、手形所持人が正式にその事実を証明するために公証人に作成してもらう書面です。具体的には、支払呈示や保全手続きに対し、支払いを拒否されたことを記載します。この証書は、手形の裏書人や振出人に対して償還請求を行う法的根拠となります。証書の作成には定められた手続きがあり、発行が遅れると裏書人などに対する権利行使ができなくなる可能性があるため、迅速な対応が必要です。ただし、近年では一部の手形や小切手について法律で拒絶証書が不要と定められるケースもありますが、古くから手形信用制度を支える大きな役割を果たしてきた書面です。